ワンダーフェスティバル
実行委員会
代表 挨拶

文/宮脇修一

株式会社海洋堂 取締役専務
ワンダーフェスティバル実行委員会代表

Text by Miyawaki Syuichi

「ワンダーフェスティバル2022[冬]」は、2020[夏]~2021[秋]までの合計3回にわたってリアルイベントとして開催できなかった期間を経て、なんとかリアルで開催することができました。しかしながら、これまで1~3ホールを賑わせていた企業ディーラーが大幅に参加キャンセルとなり、いわゆる「企業ブース」は信じられないほど閑散としたものとなりました。対して、一般ディーラーの参加キャンセルは約2割に留まり、4~8ホールまではそれなりの密度を辛うじて保ってはいたものの、通常50,000人前後の参加者を動員してきたワンダーフェスティバルが、13,000人余り、約3分の1への減少を記録することとなり、イベントとしてはとても寂しいものとなりました。ただ、朗報もあり、会場での新型コロナウイルスの感染者は確認されず、これはご参加いただいた皆さまの多大なご協力による大変嬉しい結果でありました。

 参加者数の激減により、前回は良くも悪くもいつもよりゆっくり会場を回ることができました。多くの一般ディーラーの方々の作品を見ることができ、ワンダーフェスティバルの原点=モノ造りのイベントであることの再認識がしっかりできた事は、私にとって40年近くワンダーフェスティバルに携わる人間としての原点回帰となり、とても良い経験になったと思います。リアル開催が出来なかった長いあいだ、造形作家の方々がじっくりとモノ造りに向き合う時間が取れたことから、素晴らしい作品が数多く登場した事は大きな収穫でありました。その白眉として、今回のワンダーショウケースに選出された3作品はぜひともご覧いただきたいと思います。年齢も30歳前後、デジタル造形を武器に、従来のアナログ造形の常識を猛スピードで塗り替えていく世代の登場は、これからのワンダーフェスティバルの可能性を広げる象徴であると思います。

オフィシャルステージの様⼦

ワンダーフェスティバル2020[冬]開催の様⼦

現在、「ワンダーフェスティバル2022[夏]」開催に向けて実行委員会一同、鋭意準備をしております。5月中旬現在においても開催日である7月24日がどのような状況になっているかは全く予想できませんが、会場内の居心地の良さ、すなわちホスピタリティの向上、もっと多くの方に来場いただけるよう認知度を上げることなど新しい試みも少しずつながら行って参りますので、これからもワンダーフェスティバルへの皆さまのご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。