ワンダーフェスティバル
実行委員会
代表挨拶
ワンダーフェスティバル2026[夏]開催に寄せて
社会情勢が依然として厳しい中ではありますが、本年もワンダーフェスティバル2026[夏]を開催できる運びとなりました。近年は猛暑の影響が年々強まっており、ワンダーフェスティバルに参加いただく皆様の安全と快適さを確保することが、これまで以上に重要な課題となっています。入場の待機列の運用や入場方法の工夫などについて、事前に綿密なシミュレーションを重ね、少しでも負担を軽減できるよう、スタッフ・関係者一同、全力で取り組んでおります。
今回の企画の一つとして、1982年より模型界を牽引し続けてきたアーティスト・横山宏氏の世界観に焦点を当て、そのリアリティとオリジナリティを参加者の皆様と共有できる場を設けました。精緻な造形と独自の発想が融合した作品群を通じて、模型表現の奥深さとものづくりの魅力を改めて体感していただければ幸いです。
さらに、「空想生物」をテーマとした作品展示も予定しております。実在しない存在を形にするという創造行為は、造形作家たちの高度な技術と豊かな想像力の結晶です。ワンフェスに参加する作家たちは、現実にないものを生み出す力に長けており、その独創的な作品は本イベントの大きな魅力となっています。多様な作品を通じて、造形表現の可能性を皆様と共有したいと考えております。
また、来年2月に開催するワンダーフェスティバル2027[冬]は二日間開催をいたします。創始者であるゼネラルプロダクツによって始まった当初、ワンフェスは二日間の開催でした。単なる販売の場ではなく、造形を愛する人々が集い、作品を見せ合い、交流を深める場としての役割を大切にしてきました。1992年に海洋堂が運営を引き継いで以来30年以上、再び二日開催を実現したいという思いを抱き続けてきましたが、ようやくその実現に至ります。
今後も社会情勢は予断を許しませんが、ワンダーフェスティバルという場を通じて、造形文化の魅力を共有し、皆様とともに歩んでいきたいと考えております。

文 / 宮脇 修一
株式会社海洋堂 顧問
ワンダーフェスティバル実行委員会 代表
Text by Miyawaki Syuichi